2018/01/08

【OTONARIについて】

OTONARI 6年目

何時の間にやら6年目を迎えましたOTONARI。

ここまで続くことは、考えもしていませんでした。
とにかく何とかしなくてはいけない!!と始めたOTONARI。

6年間も続けることができて、本当に沢山の方にお越しいただきました。
ありがとうございます!
有難すぎて、本当にありがとうございます。しか言えません。


もともと、いつもブログを書いているこの私は、一人旅が結構好きなんです。
旅先で、ひとりだから出会える人。場所。時間。
が、あるなーと思っていて、もちろん数人で旅行をするのも大好きなんですが、
ひとりで旅をすると、心がよりオープンになる感じがあるんです。
個人的に。


そうすると、やっぱり現地の人との交流って、とっても楽しいし
新しい世界なんです。


普段私が暮らしている、日本の長野県の小さな村の森の中とは全く違う環境。
例えば
ニューヨークのタイムズスクエアのど真ん中。
沖縄の波の音が聞こえるほど、海の近く。
本当にいろんな人が、色んな時間の中で、地球の様々なところで暮らしているなー

と思うんです。
その暮らしを感じながら、旅をするのがとても好きなんです。


で、ある時から色んな世界の旅をする人も、日本の長野県の原村の小さな森の中に来ないかなー?と思い始めていたんです。
単純に、私が色んな旅をしている人に会ってみたくて。
その頃は、旅人のブログを読み漁っては、世界一周のバックパッカーに憧れてました!


そんな事を考えながら過ごしていた頃、OTONARIの存在に気が付いたんです。


お客様にはよく説明するのですが、OTONARIは母屋に本当に隣接しているんです。
なぜなら、もともと京都に住んでいる祖母たちの別荘だったから。

でも、来る機会が減っていき、その頃は人が立ち入ることも少なくなっていました。
そうすると、家ってダメなんですね。

よく聞く話ですが、家って人が暮らして生活するから家が生きているんだそうです。
ドアが開いて、新しい空気が入ってきて。
人が住んでいないと、建てつけも歪みやすいと大工さんが言っていました。

で、人が入らないと、空気が動かないから、余計に人が入りにくい雰囲気になってしまう。
OTONARIもそんな悪循環になっていて、お家がかわいそうと思っていました。


そこで、原村の厳しいけど美しい自然を感じてもらいながら
暮らすように旅をする 場所にしたい。と、思ったのがOTONARIの始まりでした。


別荘でもなく、ホテルや旅館・ペンションでも貸別荘でもない場所。
自分の家ではないけど、自分の家のようにのびのびできる場所。
よく見る映画の中で、田舎のおばあちゃんの家の縁側で、昼寝をしたくなる空気感。
自然を感じて、ぼーーーて何も気にせずにしていられる場所。
深呼吸がしたくなる場所。
知らないけど、知ってる人がいる場所。



まるでairbnbのコピーやーーーん!!て、今改めて思います。
でも、本当に思ったんです!!!
その頃はここまで流行っていなかったし。。存在は知っていても、詳しくは知らなかった!!
パクリではないんです!!



あと、もう一つ勝手かもしれないけど、田舎暮らしについての私の思いがありました。
が、それは置いておいて・・・



そこから始めたOTONARIは、まずは私の構想(そんな大袈裟では無い)を伝えて、家族の説得。オーナーたち(祖母たち)へOTONARIをかしてもらえるようにお願いもしました。

大掃除はとても大変。いるものの準備をして、いらないものを整理して。
お客様が泊まって心地の良い空間てなんだろう?と考えて考えて。

できるだけ長く滞在していただきたい。また行きたいと思った時に気軽に行ける価格帯にしたい!と考えて。
パンフレットを作って。
お客様がこなくちゃ始まらない。
新しいことを始めるための準備ってとても沢山ありました。


でも実際始めてみると、問題って全然違う方向からやってきて、OTONARIで生活していなかった分、知らなかった問題もありました。自然の中ならではのハプニングもたくさん!

その度に、あせって戸惑っての繰り返し。

それでも、一緒に楽しんで下さったり、乗り越えてくださったお客様が、またOTONARIに帰ってきてくださって、本当に嬉しかったです。


宿泊業って、思った以上に本当に大変だし、すごく面白いなと思いました。
また、OTONARIをしていなかったら出会わない沢山の方に出会わせてくれる場所です。


だんだんお客様も増えてきて、誰より喜んでいるのはOTONARIさんだと思います。
お家がすごく喜んでいるんです。
前は、本当に入りづらい空気だったのに、一時は、虫の住まいと化してしまいそうだった家が、今では輝いていて、生き生きとしています。

お家が生き返って私もとても嬉しいです。


実は、ここ最近20年経ったOTONARIに設備的な問題が発生していたり、宿の方向性なんかも迷ったりして、若干落ち込み気味な事もありました。

最近の時代の流れのなかで、方向性がわからなくなる症候群になってしまいそうでした。


でも、ちょうど6年だし、原点回帰をしてみて思ったことは
みんなの「セカンドハウス」です。

心地の良い自然と、心地の良い空間。
安心できる、やわらかな空気感
孤立ではない安心感と、地元の人との交流。
田舎暮らし・自然の中で暮らすことの疑似体験。

そしてなにより、肩の力を抜いて、深呼吸ができる空間。


そんな私たちのプラスアルファを出していける場所がOTONARIの原点です。

全ては整っていないです。でも!だからいいこと。
OTONARIだからいいこと。

そこをどんどん探して見つけて、伸ばしていきたいと思います。


airbnbの影響も手伝って、最近はこの辺にも空き家の1棟貸しが増えてきています。
空き家問題って、景観の面でも本当に気になっていたから、とても嬉しいこと。

でも、だからこそ、OTONARIオリジナルのいいことを、お客様も私も求めていると思います。


勝手な私です。
いつもお客様に助けてもらってばかり。
でも、困ったことがありましたら、教えてください。
全て解決できます!!と、スーパーマンな事は言えませんが、
解決に向けての努力します!

自然はとても厳しいし。
でも美しく、気持ちが良く、心地の良いのも自然です。

少しずつですがOTONARIもアップデートしていきたいと思っています。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。


そして、最後になりますが、
今までは、あるものを生かして運営していたOTONARIですが、ここへ来て設備の見直しが求められています。
そのため、OTONARIの宿泊料の一部見直しをさせてください。

原点を大切ににしながら、継続できる着地点を探していきたいと思っています。

この件に関しては改めて、お知らせさせていただきます。
どうぞ宜しくお願い致します。

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